エッセー

風神帖(エッセー集成1)

著者:池澤夏樹

祖先が入植した北海道=静内から出土した斧に始まる文学と思索への旅。

辻邦生や須賀敦子の思い出から『苦海浄土』『雲のゆき来』まで。

人間=歴史への深切な案内。

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    作品情報

    目次

    I
    こころの風景
    モノの名について
    体重が八貫目だった頃
    三代前の先祖の斧
    グッド・バイ、グッド・バー
    旧作再訪『真昼のプリニウス』
    この中也的な日々
    かつて訪れた土地の不幸
    自然を神の座の戻す
    我が人生の馬たち
    アメリカは眩しかった フィルコとヴォイジャーの物語
    南極はどっちだ?
    II
    辻邦生さんについて個人的に
    長い未定の時期(辻邦生)
    さようなら、ジャック。
    日野さんの引力圏の中で
    古代的な機智について(多田智満子)
    米原万里さんを悼む
    星野道夫の十年
    III
    明晰と、広い視野(加藤周一)
    知識人のポジション(林達夫)
    異国に生まれなおした人(須賀敦子)
    詩の悦楽について(須賀敦子)
    『マラッカ物語』の応用問題
    蜘蛛の糸一本の面目(松浦武四郎)
    静かな大地(花崎皋平)
    個人から神話へ――入口としての知里幸恵
    新しいアイヌ史のために
    『苦海浄土』ノート
    没落者の嘆きの歌(町田康)
    偽物の排除について(伊丹十三)
    『雲のゆき来』の私的な読み(中村真一郎)
    父との仲と『風のかたみ』
    今、『忘却の河』を読む
    しばらく雪沼で暮らす(堀江敏幸)
    あとがき

    発売日: 2008/10/17
    出版社 : みすず書房